【KIZUNA未来プロジェクト】社会福祉法人東北福祉会にDAZNを寄贈

 ベガルタ仙台は、3月22日、社会福祉法人東北福祉会・せんだんの杜(仙台市青葉区)に、スポーツ映像の配信サービス「DAZN」で試合観戦ができる無料アカウントを寄贈した。
 この取り組みは、ベガルタ仙台がクラブ創立25周年を記念してスタートさせた「KIZUNA未来プロジェクト」の一環で、福祉施設や商店街などでの試合観戦を通して、ベガルタ仙台を身近に感じてもらおうというもの。今年2月に寄贈した、南三陸町ハマーレ歌津商店街に続いて2か所目となる。
 せんだんの杜での寄贈式では、ベガルタ仙台から西川善久代表取締役社長、平瀬智行クラブコーディネーター、地域連携課スタッフ菅井直樹、ベガッ太とルターナ、選手は関口訓充選手、常田克人選手、椎橋慧也選手、田中渉選手、照山颯人選手の5名が参加した。
 せんだんの杜は、地域包括支援センターや、特別養護老人ホーム、知的しょうがい者デイサービス、保育園など地域における複合的な福祉サービスを担っている。
 高齢福祉部総合施設長の中里仁さんは、返礼の言葉で「これまで24年、共生のまちづくりを目指し地域の福祉に取り組んできた。保育園児から高齢者、障がいのある人たちが一緒になって応援し、チームの活躍を願いたい」と話した。特養老人ホームのロビーに置かれた65型の大きなモニターの前に子どもたちや高齢者が集まる様子に、「これまで各施設の利用者たちが一緒に過ごす機会はなかったので、(応援が)いい機会になる」と嬉しそうに話していた。

 セレモニーの後は、人工芝のサッカー場で、子どもたちと選手の「選手と遊ぼう」を開催。「チームの先輩たちの子どもと遊ぶうちに、子どもが大好きになった。今日もたくさんの子どもたちと一緒に遊べるが楽しみ」とは常田選手。寒風の中でも子どもたちは元気いっぱい。スクールマスターの渡辺コーチ、癸生川コーチも参加し、保育園、知的障がい部門のデイサービス利用者など80人を超える参加者が一緒にサッカーを楽しんだ。
 地域連携担当スタッフの菅井直樹は、「こうした活動はクラブの名前を知ってもらう、身近に感じてもらうためにも地道に続けなければ」と意義を話しながら、「でも今日は子どもたちと一緒にボールが蹴れて純粋に楽しかったですね」と笑顔で振り返った。