ベガルタ仙台は4月10日にユアテックスタジアム仙台で、YBCルヴァンカップグループステージBグループ第3節柏レイソル戦に挑み、2−1で勝利した。これでカップ戦3連勝とし、グループリーグ突破に弾みをつけた。
　この日の仙台は桜満開の便りがウソのような寒さ。冷たい雨が次第に雪混じりになっていくコンディションの中でゲームは行われた。
　試合はミラーゲームの様相を呈し、互いに長所を消し合うような展開になった。前半は仙台が前に進める糸口を見極められないところを、柏に攻め立てられる場面が見られた。しかし前線からの守備が機能し0−0で折り返す。
　後半に入り、仙台は攻撃のギアが入る。47分、右サイドに上ったDF大岩一貴がクロスを上げると、ゴール前に詰めていたFW長沢駿とDF照山颯人が相手守備陣と競り合い、足元に落ちたボールを長沢が倒れ込みながらゴールに押し込んだ。
　さらに69分、久々の試合出場となったFW石原直樹にゴールが生まれる。相手のクリアボールを拾って左へ展開し、DF永戸勝也へ。永戸が深い位置まで侵入しグラウンダーのクロスを入れたところに石原が冷静にゴールに流し込んだ。
　アディショナルタイムに柏から1点を返されるが、仙台はリードを守り切り2−1で勝利。グループステージ唯一の3連勝となった。

ゲームハイライト

2019年 SOCIO MAGAZINE編集部 トップチーム レビュー